QRコード
QRCODE

店長情報 トップページ
店長情報

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
めろ

2010年12月21日

ちょっとしたこだわり

ほんのちょっとしたこだわりは誰にでもあると思います。

以前、曲を作っていました。
大体は曲と詞が同時進行でした。
で、大体1番だけでお終いでした。どうしても2番が作れないのであります。
ここでちょっとしたこだわりがどうしても出るのです。

1番と2番、3番の詞は字数からそのリズムまで同じじゃないといけないのです。

つまり1番のとあるところの詞が「あいつのせいさ」だったら「あいつの せいさ」で言葉が「4 3」に分かれます。そうなると2番の歌詞の同じところも「4 3」で分かれなければいけないのです。
同じ7文字でも「でも いいんだよ」ではいけないのです。
人は「どうでもいいんでないかい?」と笑うけれど、これだけは譲れないのです。(↑ ご勝手に)

職業作詞家が作った歌詞は、ここのところがそれはもう見事に仕上げられています。
音楽を愛し、誇りをもてる人の成せる業です。
曲の流れ、詩の流れを本当に考えたら、言葉の配置はおろそかにはできません。
脳の中にたいした言葉のストックがなかったもので、私は1番だけで精一杯でした。

それと、詞は4小節か8小節で区切りをつけて、つぎの小節にはくどくど話を持っていかない!!

たとえば「貝殻バンド、失礼 甲斐バンド」の「あんな」の
(あんな寒くはないかお前を包むコートは  無いけど〜〜)のような区切り方は脅されてもしない。
(あんな寒くはないか  お前を包むコートは無いけど〜〜)でしょうが!

わたしゃ初めてあの歌を聴いたとき「あんな」が人の名前だとは気づきませんでした。
あのメロディのあのアクセントでは、どう聞いても「あんなこんな」の「あんな」です。
もしくは、関西弁の「あんなぁ」です。

色々なご意見はあるでしょうけど・・・

ま、ど素人の嫉妬です・・・・


歌詞をその小節に収めない、というか意識的にずらす試みをしたのが「はっぴいえんど」の松本隆さんです。
松本さんの歌詞には流れがあります。寸断されていません。(失敗もありますが、それを前衛だと言っておこう!)

俳句にも「句またがり」という、句の作り方があります。
昔の私なら「俳句は5,7,5!句またがりは邪道ぢゃ!」と息巻いていたかもしれませんが、そこは大人になった私。「句またがり」「字余り」「字足らず」「切れ字の多用」etc・・・OK、OK何でもOK!!

心の広さにうっとりします。




同じカテゴリー(ミュージシャン)の記事画像
吉田美奈子さんライヴ 最終章
吉田美奈子さんライヴ!
ライヴに行ってきます!
同じカテゴリー(ミュージシャン)の記事
 吉田美奈子さんライヴ 最終章 (2013-06-09 18:47)
 吉田美奈子さんライヴ? (2013-06-03 22:06)
 吉田美奈子さんライヴ! (2013-06-02 20:49)
この記事へのコメント

初めてお邪魔します〜。ドキドキっ。

そのこだわり、区切りの話、めちゃわかります。踊りでもあるんですよね〜、そこで曲が変わってるのに同じ動きかい?!と思うことが。
ちゃんとした振付師だったらこういうことは絶対ありませんが。

○○音頭なんて1番、2番、3番とすすむにつれ踊りと曲がずれていくので気持ち悪いったらありゃせん。こりゃ振付だけの問題じゃありませんでしたが。
Posted by 更紗 at 2010年12月21日 01:21

少し病的になりかけたので(半分面倒くさくなって)作詞を止めて、20年後に俳句をはじめたら、今度は詞は長すぎて作れなくなりました。いやはやです。

嵐やHEY!SAY!JAMP(スペルはこれでいいですか?)の踊りを見ていると、私も踊れそうな気がしてくるのは勘違いですか?
素人の振り付けは歌に合わせた振り付けのような気がします。
「歩け歩けわたしは元気ぃ〜〜」だったら、そのまんま手を振って歩いて、力瘤を出しておしまい!てな感じ。
踊りも、つかずはなれずがおよろしいようで・・・・
Posted by めろ at 2010年12月21日 23:18

めろさんは短歌もできるんだから大丈夫!(笑)

HEY!SAY!JAMPは見たことないです。今は少女時代。しゃがんで立ち上がる振付のときはドッコイショってな感じで笑えます。おばあさん時代だな〜。
Posted by 更紗 at 2010年12月23日 14:02

めろさんのおっしゃる通りです。言葉にはこだわりを持たないとですよね。
現在は詞先の仕事が殆どなくなってしまいましたが(サウンド志向でしか判断できない制作人が多くなったから?)、30年前を思い出してみると自分のアルバムも7割以上が詞先で作曲していました。詞は自分で書かないと決めた時からある種『詞を書かない作詞家』でした。『詞にはメロディが詰まっている、それを形にするのが作曲家』これは持論でした。だからアレンジの都合でメロや詞が変わったりしないのです。
当時、太田裕美さんの曲もかなり書かせてもらいましたがこれは9割が詞先でした。もちろんメーカープロデューサーのこだわり。彼女の歌の上手さはもちろんですが、デビュー当時からどの楽曲も言葉が歌に乗せて伝わってくるのはこの『こだわり』の制作があってのものだったと思います。
歌で言葉を伝えるためにはプロとしての手法があります。めろさんのご指摘のイントネーション、句読点などは基本中の基本ですよね。
最近の歌はヒヤリングできないものが多いです(笑)。これじゃどんなにミリオンを出してもスタンダードは生まれないはずです。
な〜〜んて、ネットサーフィンしていたらここに辿り着きました。またライブに来てくださいねっ!お待ちしてます。
次回は鬼も笑う確定申告で寝不足の3月12日です。って意味がないほど先の話でしたね(笑)
それでは・・・
Posted by kingo.h at 2010年12月27日 03:23

わーーー!!
本物の金吾さんだ!!
御本人にしか言えない秘密の暴露(?)がありますし(^.^)
なにぶんにも、ライヴの時にニセモノの話を聞いたものですからついつい疑ってかかったりしちゃったりします。

私のつたない文章に反応してくださり恐縮です。

太田裕美さんは驚くほど好みではありませんでしたが、当然金吾さんの楽曲があるLPは2枚ほど持っています。岩崎さんも高橋さんも竹内さんも持っています。

今日の、メロディとも言えない音符をAABBと何の工夫もなく並べただけのJ-POP(s)を散見するに付け、金吾さんのストーリーのある曲作りを少しでも見習って欲しいものだといつも思っております。

今からぼつぼつ、確定申告の準備をして3月のライヴは万全の体調でお迎えください(^.^)
また行きます!
ありがとうございました。
Posted by めろ at 2010年12月27日 22:53
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。