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プロフィール
めろ

2011年01月29日

吉田美奈子さんのこと?

1977年に発表された「TWILIGHT ZONE」 



これは当時レコードが擦り切れる寸前まで聴いたし
今でも突然聞きたくなるアルバムです(黄昏どきに)。

プロデューサーは山下達郎さん。
一流のミュージシャンと十分に納得し合い、制作時間をかけた贅沢なアルバムです。

ビートルズの「サージェント・・・」やビーチボーイズの「ペットサウンズ」のトータル性を十分に意識し、
それらとはまた違ったアプローチをしているように感じます。

「MINAKO?、?」「フラッパー」路線を一旦白紙にして「扉の冬」に少しだけ回帰したような内省的な流れとなっています。

緩やかでいて緊張感の漂うインストからアルバムは始まります。
2曲目「恋ーLove」での美奈子さんのヴォーカリストとしての腹の据わり方はどうでしょう!
地声と上声の瞬時の切り替え。平気で2オクターブ上へワープする声。
曲の最後のアカペラの倍音の響き・・・うっとりします。

3曲目「駆けてきたたそがれ」のピアノの曲への入り方の新鮮さ。
美奈子さんのヴォーカルは変幻自在に夕暮れを飛び回ります。
地声の凄みと音圧に圧倒されます。

こういった楽曲がこれでもかと迫ってくるアルバムなのです。

そして圧巻は最後9曲目の「TWILIGHT ZONE」です。
静から動、そして激へのダイナミックな流れ。
元来こういったドラマチックなアレンジでは完全に演奏が勝ってしまいますが
美奈子さんは難なくこなすどころか演奏をも凌駕しています。
エンディングの延々と続くプログレ的演奏の最後の最後も劇的です。
一つの小説を読み終えたとき、一つの劇を見終えた後の一種の虚脱感と余韻が
身体を包む感覚になります。

山下達郎さんのアレンジと、美奈子さんの楽曲、肉声、
そしてミュージシャンの出しゃばらない確かな力量。
ミキサーのさじ加減etc、etc・・・・

名作とは様々な要素が必然的にスパークしてこの世に生まれ出づるものだと
あらためて思わさされるアルバムです。


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