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プロフィール
めろ

2012年08月18日

カラオケ考

いや、カラオケ嫌いじゃないです。
馴染めないだけです。

十数年前、
初めてカラオケボックスなる所へ行きました。
というより、連行されました。

スピーカーから流れる、
よりオリジナルに近い演奏に驚きました。
一部、純オケもあったように思います。

本当に驚いたのはそんな事ではありません。

私を連行したカラオケファンの行動に
とにかく驚愕したのです。

奴らは、いや、あの方たちは
曲の終わりに近づいた時
これからエンディングだ・・・・
と、私が曲の余韻に浸ろうとしていた時
突然エンディングを打ち切り
次の曲に我先へと移りやがった、
いえ、お移りになられたのです。

・・・・・・・・
・・・・・・・

食後のコーヒーを取り上げられた気分です。



「最後まで聴かんの?」
と聞くと
「時間がもったいないぢゃん」

ごもっともです。
確かに仰せの通りかもしれません。
でもね、余韻というものがあるでしょう?

という言葉を飲み込みました。

自作の曲をアレンジする時
イントロにも当然気を使いますが
一番難しいのはエンディングです。
いかに決めるか。
いかにさりげなく余韻を漂わすか。

着地の決まらない体操は
やっぱりかっこ良くありません。

そういった作る側の苦労なんて
カラオケの前では、まるでまるでです。



いや、カラオケ嫌いじゃないです。

そこで、聡明な私は感じ取りました。
この人たちは
音楽が好きなのではなく
カラオケが好きなのだと。

こう納得すれば、すべてが丸く収まります。
まるで大人の対応です。





今、この瞬間に
エンディングを無残に切り捨てられたカラオケが
世界中で、何百万曲歌われている事でしょう。

たまには心を落ち着けて
最後まで音楽を聴きましょう。
たまには無駄な時間を過ごしましょうよ。


  

Posted by めろ at 00:06Comments(2)日記