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プロフィール
めろ

2012年07月17日

あれから23年

今日は次女の23回目の誕生日。
忘れもしない23年前。
街がまだ眠っているころ次女が生れました。

元気に生れました。

それは最高に良かったのですが
お医者さんが深刻な顔をして
待合室の私の前に現れました。

「胎盤が取れません。胎盤癒着です。
このままだと奥さんが危険です。
市立病院へ搬送します」

へっ???

意味がよくわかりません。
母子ともに健康なのが当然だと思っていました。

現実が理解できていないまま
救急車が産院に到着しました。

うっすらと明けだした街を
ピーポーと泣きながら走る救急車の中で
夢の続きのように眺めました。

車内ではお医者さんが
「命の保障はできません」
と繰り返します。

そんな事を言われても・・・・
現実が理解できていません。

市立病院に到着しました。
すぐに緊急処置室(?)に運び込まれました。

「もう一度胎盤摘出を試みますがいいですか?」
お願いします。としか言いようがありません。

廊下でどのくらい待ったでしょう
お医者さんが出てきました。

「取れました」

その言葉を聞いても
まだ理解できていません。

最後の手段、だめもとで
手を入れて手探りで取り出した、とのこと。
偶然にも最初に指に触れたのが胎盤だった、とのこと。

「正直、もうだめだと思っていました」
お医者さんがつぶやきました。

だんだん事の重大さがわかってきました。
癒着した胎盤を剥がしたら動脈から大出血するかもしれない
そうなると助かる確率が限りなく低くなる・・・
かといって胎盤は剥がさなくてはいけない・・・

幸いにも癒着寸前だったので剥がれたらしいのです。

気が付いたら
そんな命のやり取りなどに関係なく
街は明け切って、いつもの朝を始めていました。

お産はまさに命がけだという事をまざまざと体感させてもらった次女の誕生日でした。

私も母体の命の危険と隣りあわせで
生れて来たのですね。うんうん




 夕立を引き連れ双子の三輪車  めろ
 画 キムチャンヒ(イラストレーター&編集長)
 書 コンジュン(書家)


  

Posted by めろ at 22:09Comments(2)日記