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めろ

2011年06月19日

父の句

父を詠んだ句は母ほどは多くないにせよ
数多くあります。

父の句の中で好きな句は

  手が見えて父が落葉の山歩く  飯田龍太

この句の「父」とは、飯田蛇笏のことです。
でも、句の良し悪しは、句の対象が有名人
はたまた作者が高名だからというものではありません。

良いものは良いのです。



季語は「落葉」、冬です。
ですから、父は若くて颯爽と山道を歩いているのではありません。
そんな父が、それでも子供の前に立ち山道を登って行くのです。
目に見えない父の威厳と
それを温かく見守っている子供との距離感が
なんともしみじみとしてきます。

わかりやすい言葉で優しくあらわしている言葉のひとつひとつが
この言葉以外では表せない吟味された言葉であることに気付きます。

この作者には次のような句もあります。

  どの子にも涼しく風の吹く日かな  飯田龍太

飯田龍太は平明というより
むしろ文語の難解なイメージが強い作家ですが
こういう句を見ると思わず奮い立ちます。




 父の日に二千円札使ひけり  めろ


  

Posted by めろ at 22:11Comments(0)俳句